お仕事・脱依存・禁煙・PMS・音楽など適当に書いています。VIVA平和じゃない人生

ハラスメントの根底にあるものは『軽視』で、それがムカつく

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セクハラは権力の美学ではありません(ついでに禁煙は6ヶ月目です)

※特定の方にはイラついたり過激とも思われる意見が入っていますのでご了承ください。

こんにちはのほほんです。
本日はハラスメントについて描きたいなと思います。

2018年4月はハラスメント、特にセクハラがニュースを騒がせていました。
内閣が報道機関のセクハラ被害者に名乗り出ろとコメントをしたり、日本のおっさんたちは一体どうしたらこんなセリフが吐ける人になってしまったのだろう、と同じ日本語を話す人間として全く理解できずにいます。もし理解できる方いらっしゃいましたらコメントで教えてください。

妙齢バツイチついでに無職ののほほん、本日はセクハラについて書いてみたいなと思いました。

まずは私の経験ですが、セクハラは数回、DV被害経験もあり、かなりの男嫌いです。ハラスメント行為があれば、彼氏でさえ嫌悪感を持ってしまいます
『付き合っているのにハラスメント?』
と疑問に思うかたもいるかと思いますが、ハラスメントか否かを印象付けるものが、私の中では『相手の男性が、女性に対して軽視を持っているか否か』と言うところです。

ハラスメントいろいろ

これまであった話を書いてみたいと思います。
結構いろいろなことがありました。

①元友達より、「(当時別居中の旦那の)下着が古かった、妻の貴方が買ってあげたりしなかったのか」など言われました。それは私の役割ではない、と言うのが私の価値観だったのでびっくりしました。部外者からの家庭の役割や価値観押し付けってハラスメントと感じてメンドくさいので、現在は付き合いをやめました。ちなみにですが私は下着ぐらい自分で買い換える人としか交際してないので世の中知らない事だらけだなと思いました。

②元彼や付き合わなかった人もですが、付き合う前の段階でこっちの意思をシカトして襲いかかる人は結構いたと思います。私だけでなく友達でも、男友達がいる人の何人かはそう言う経験がありました。無論嫌な奴は何をしてでも抵抗しますが。
なんと言うか、価値観が昭和生まれだな…としか言えないのですが。当時は特に珍しくもなく「男ってそう言うもんだろ」と思っていたのですが、どうやらそれはハラスメントだと知ったのは結構後でした。
今思えば、学生時代にきちんと告白をして…とステップを踏む行為が初々しい以外にも相手の意見を尊重するというとても大切な状態を含んでいて、それは素晴らしい行為だったのに、なんで大人の方が男気とやらを目指しているのか、だんだん失礼になってくんでしょうね。

③ハラスメントって親からもあったような気がしています。
まず、私が親だったら絶対しないよなってのが、子供の目につくところにエロ本を置かない、ということ。こういった状況から我が家の男性陣はかなり昭和・豪快な方だったと思います。その分人情に溢れていたり、良いところもありますが。
それでも教育上、子供と共有する場所が子供にとって安心できるものでないと、それも家庭の問題になり得ると思います。エロ本以外にも色々問題があった我が家での経験ですが、アメリカだったらアウト、な環境はこれからも無くしていかないと、女性や子供、弱い立場の人たちの権利は強い人と対等にはまずならないのではないかと思います。私がエロ本が身近なものだった事に吐き気を覚えたのはそれから何十年も経ってからでした。

これは絶対ハラスメント 会社編

昔になればなるほどハラスメントはすごかったです。
若いのもあって断り方がわからなかった、仕事を干される心配から抵抗できなかったこともあります。
某大企業に派遣で勤めていた際には、飲み会の帰りに部長に抱きつかれたり手を握られたりありました。が、就いたばかりの仕事をやめるわけには行かないなと思って歯を食いしばっていたところ、ある日のランチミーティングで「先日君にハグしたのは親しさの証拠だから」と部内人員全員いたところで言われました。
私は私で派遣会社にこんなことをされたと事情を説明している最中でした。
自分がした行為はセクシャルハラスメントではなく「ハグ(挨拶)」だし、部内人員全員にバレてもいい行為ですよと。部長は表意したわけです。
部長の言うことは理解はできますが、この場で一つ、全くもって無視されているものがあります、当事者の私が「どう感じたか」です。

当事者の私は、吐き気がしたし、帰ってから気持ち悪く感じました。一緒に帰ったことを大変後悔しました。
タクシー代を出すから、の口裏には、その代わり触っても文句言わないでね?、的な思考があるとは思ってもいませんでした。てかAVかよ?なにそのクソ思考回路?携帯奪っててめーの奥さんに電話したろか?って思いました。なぜなら会社の上司に当たる人がそんな人権無視をするとは考えもなかったからです。

私はそのランチミーティングの際には声を出せませんでした。「勝手に触られて●したいほどムカついているし派遣会社にも相談済みなので首洗って待っててくださいね」とは『度胸』がなくて言えませんでした。入りたての派遣社員がそんなこと言ったら派遣切りどんと来い前提です。

はたして、ハラスメントされているのに対して、本来ハラスメントがなければ不要である『度胸』、要は駆け引きできる内容を持てるかどうか、それは必要なのか、悩ましいところですが、私は『度胸は必要』と思います。『自分の身を守るために・相手にハラスメント行為を謝罪させるために』必要だということです。

度胸がなかった私なので、派遣会社への相談はその後部長が異動になった際に取り下げ、その代わり退職時には会社都合理由にしていただいてその仕事を終了しました。
ちなみに誰もが知る外資企業での出来事です。

ハラスメント後の影響

今でも嫌な思い出として自分で持っていたものを書いてみました。ブログ等不特定多数の方がみる場で初めて書くことになりますが、誰になんて言われても、自分が嫌だった経験は覆せないのと、もう過去のことで取り返しもつかないので文章にしてみました。

ただ、最近、特に企業でのセクハラ経験を思い出すのもテレビでセクハラが取り上げられていること以外に、派遣法の改定があったのも大きな一因です。この件がなかったら、一社に長く務める傾向がある私は当時の会社にもっと長く勤務できたかもしれません。とは言えその部長と二度と会いたくはありませんが、今無職でいる可能性や、社会復帰の難しさの難易度もそこまで上がらなかったのではと、度々思う次第です。すでに私にとってハラスメントは生涯収入の減少にも少しだけ関わってくる問題です。※全てがハラスメントのせい、というわけではありません
実際、社会・会社・男性女性問題に対して、私はポジティブな意見がほとんどないのもこういった経験の影響である可能性は大いにあるなと自分で考えています。

ただ、こういったトラブルは後々別の経験で活かされました。
ブラック企業で給与が遅れたり有給が出ない際に、度胸を持って『じゃ、労基いっていきますね!!!』と元気よく脅しまくれたのは、この砂を噛んだ経験のおかげだと思っています。どこに出しても恥ずかしくないくらいブラックなやりとりの録音データも未だにとってありますから!

でもこれからは

新規セクハラ被害者はどんどん少なくなって欲しいのが私の願いです。
そのためには、まず身を守ることも重要、変な人とは距離を置くことや、人を見る目を育てることもとても大切です。そう言った目利きは仕事の面でも活かされるし、第一セクハラ被害からくる会社へのネガディブイメージ(経験)がないだけでもよっぽど楽に社会生活を送れます。しなくていい苦労はしなくていいんです。
危ない場面には行かないのが一番ですが、難しい時は証拠も味方になるのでレコーダーや筆記での記録もとても役に立ちます。勇気を持ってバレないように録音しましょう。

残念ながら私はセクシャルハラスメントにあったことはあっても面と向かって戦えなかった人間でした。でもこの話を野に放つことによって、少しでも誰かのセクハラ対策の役に立てたら、それはそれで嬉しいなと思う次第であります。

セクハラが疲れてしまう、悲しいことであるのは、表向き『男女平等』を掲げる社会の一部から当人の権利が軽視されてしまうからと言うのが根底だと私は思います。

はっきり言ってそんな苦労させないで欲しいですね。
男女関係なく日本人は仕事だけでも手一杯だっつーの、と無職だけど思っています。
(就職頑張ります)

おまけ

先日面白い意見をネットで見かけました。
日本の女性の生涯収入が男性の生涯収入よりも数千万単位で少ないと言う表に対して「ATM呼ばわりされて嫌な男性は、女性の生涯収入が上がることには貢献や行動はしないのか?」と言った内容だったのですが、なるほどと思った次第です。