お仕事・脱依存・禁煙・PMS・音楽など適当に書いています。VIVA平和じゃない人生

映画三本ノック(ネタバレあり)

こんばんはのほほんです。
ニートの特権、平日にも関わらず映画を三本ノックしてしまいました。Amazonプライム・ビデオの有効活用。
私は感化されやすいタチなので「人生の士気があがる映画を見れば転職活動にも気合が入るのでは・良い仕事に就けるのでは」などと安直に考えて、でも観る映画に関してはあんまり考えないで選びました。
今日はそちらの感想を書いていこうと思います。

一本目・500日のサマー(吹替版)

 こちらはDVDになった当初観たことがあり、今回久々に振り返ってみたくなり選択しました。
主人公・トムのヘタレ具合に「こんなにも適当で子供でダメなやつだったっけ…?」と疑問が残り、またヒロイン・サマーに対しても、昔は「ワガママな不思議かわい子ちゃん」と思っていたのが、「あざとくも自由な人生を謳歌するための賢さを持っている…こんな人生三年ぐらいやってみたかった」と感じ、全体的に『私も歳をとって男女の細かいところを学んで来たんだな』という感想になってしまいました。

しかしカメラワークや色使い等、統一されている世界がとても綺麗ですね。
また、いつもは吹替は見ない派ですが今回は吹替を選択。母国語で見ると内容がとても楽に理解できる!今まで理解できていなかった内容があったのも、もしかしたら字幕に追いついていけなかったのかもしれません、という新たな問題の啓示を受けました。

二本目・BUFFALO'66

バッファロー'66 (字幕版)
 

 ヴィンセント・ギャロが目をかっぴらいているこの独特のDVDパッケージ。一度みたらどんな映画か気になってもみていない方は多いんではないでしょうか。
内容は割とこじんまりと纏められている感じで、低予算映画って感じで私はとても好物でした。の割にオチというのでしょうか、最後のくだりは結構笑っちゃいましたけど、特に両親のところ。
低予算映画かは知りませんが、音楽や照明にあまり頼り過ぎないで役者さんの演技や喋りに目がいく感じ、タランティーノ監督の初期映画にも似ていますね、多分主演・ギャロの喋りかたも結構似ていたんではないかと思います。
それにしてもクリスティーナ・リッチが可愛い。劇中の態度とか、とても知的で素晴らしいなと思いました。それなのに踊りの感じは…というアンバランスさも見ものです。
学んだこととしては、そうですね、ネタバレになってしまいますが、ハッピーエンドなので私もハッピーエンドになれるように頑張っていこうかな〜みたいな気分になりました。淡々とした映画でしたが能天気に観れるので良い映画でした。

三本目・愛と青春の旅たち

愛と青春の旅だち [Blu-ray]

愛と青春の旅だち [Blu-ray]

 

 パラマウント映画の代表作(なのかは知らないが)、もうこれぞ映画!ザ・映画!!すっごく80'sアメリカ!!って感じで見れました。もう大満足。とっても映画観ましたって感じです。
実はこの映画の公開頃に生まれた人間ですが、そうですよね、時代はベトナム戦争を終えた頃なんでしょうか、海軍士官養成学校の飛行士候補生達の青春を描いております。
うん、もう、とっっても青春でした。
でも、ただの青春映画ではなくて、出生や身分の差やそこから影響される考え方の差、軍隊訓練の泥臭さ、現代から見ると特に男女の物の考え方の違い、ロマンス、妊娠、自殺、それでも前に進む彼ら…など、青春の横に横わる様な忘れたいことやほろ苦いこと…デリケートな感情を目線や表情でたくみに演技する俳優さん達、ほんと凄い演技でした。80年代は映画もすごかったんですね。勝利国は戦争で景気良くな(自粛)。

感想ですが、私はそもそもここまで大変な訓練は受けたことも、貫いて何かを成し得たこともない人間です。はっきり言ってアメリカン・ドリームだったり夢物語の様なエリートストーリーにしか見えないんですが(脇役達の想いを汲み取ると真逆のシンデレラストーリーでもありますが)、「世間から見たらエリートだって、実は砂噛んで生きている」感じがもうとっても。しかも出生を追えばエリートでもない…、言葉にするとどんな表現が適切なのか、難しいですが、何があっても心がのたうちまわっても前に進むって、シンプルに格好いいなと感じました。本日見た三本の中で一番心打たれました。
でも主役がリチャードギアってことはWikipediaみるまで気付かず。若い〜。

おまけ・All Eyez on Me

先日誘われて映画館で見てきました。
25歳で亡くなったアメリカのラッパー・2PACの自伝的映画。
私はこの歌手は名前くらいしか知らなかったのですが、派手なラップミュージックや派閥の抗争など、若干怖いくらいの世界でしたがとてもよく作られた映画でした。
全くラップミュージックに縁がない私でも興味を持ってしまいましたね。そして検索した時に2PACご本人と俳優さんがそっくりでびっくりでした。
以前見たDVDの『キャデラックレコード』という、こちらもR&Bの黒人ミュージックのレコード会社を舞台にした映画を思い出しました。
欲を言えばもう少しストーリーの解説があったらもっと楽しかった。個人的には2PACの女性賛美と言われる歌詞など、作られたイメージ等もあるのかもしれませんが特徴的でいいなと思います。天国では安らかに。

終わりに

映画って本当にいいんですが、私にとっては『観終わった後に思考を巡らせると現実を突きつけてくる感じ』がもう…
本当に恐ろしいですね…。
でも歳をとったこともきちんと認め、それをバネにしてたくましくやっていこうと思えました。あと、美女が目の保養。

それでは寒さが厳しい今年の冬、
寒さに負けずに、細胞に優しく、ご自愛しましょう。